フェリーで静岡から北海道へ|クルマと一緒に旅する実体験ルートガイド【2025年版】
※ご注意※
本記事は静岡市の張替専門店「金沢屋日本平店」の筆者が、家族旅行でフェリーを利用した実体験をもとに執筆したものです。 張替サービスは静岡市近郊を中心に対応しており、北海道などへの出張張替えや施工は行っておりません。フェリーの最新情報は各運航会社の公式サイトをご確認ください(2025年6月現在)。
はじめに|フェリーで旅するという選択肢
クルマ好きの両親と3歳の息子を連れて、静岡から北海道へフェリーで旅する──。 移動手段として飛行機や新幹線が主流の時代ですが、のんびり海の上を移動するフェリーの旅は、時間に余裕があるからこそ楽しめる贅沢な体験です。
今回ご紹介するのは、両親の金婚式の願いを叶えるため、家族で計画した静岡~北海道のフェリー旅行。 旅行ルート選びや実際の体験、移動の工夫などを「クルマとともに旅する人」向けにまとめました。
静岡から北海道へのフェリー旅|候補にあがった3ルート
北海道へのフェリー航路は全国に複数ありますが、静岡から利用しやすいものとして、以下の3ルートを候補に挙げました:
▶ 名古屋~苫小牧(太平洋フェリー)
-
利点:名古屋港まで静岡から2〜3時間、アクセス良好
-
難点:所要時間が約40時間、往復だと6日間かかる
▶ 大洗~苫小牧(商船三井フェリー)
-
利点:所要時間が17時間程度と短め
-
難点:東京経由での移動に不安(首都高速利用)
▶ 新潟~小樽(新日本海フェリー)
-
利点:観光地・小樽に到着できる
-
難点:静岡から新潟港までの移動が長距離(約6時間)
私たちが選んだルートと決め手
最終的に選んだルートは以下のとおり:
-
【往路】静岡→大洗港→苫小牧(商船三井フェリー)
-
【復路】小樽→新潟港→静岡(新日本海フェリー)
決め手となったのは、両親の「行きと帰りで違う景色を見たい」という希望、観光地としての小樽の魅力、そして私自身が短期間で帰宅できる現実的なスケジュールでした。
旅の記録|4日間の家族旅行の流れ
【1日目】静岡~大洗港~苫小牧へ
-
静岡を朝出発、大洗港へ(約300km)
-
商船三井フェリー「さんふらわあ さっぽろ」に乗船
-
和洋室(2段ベッド×2)を利用し、家族3世代でゆったり過ごせました
【2日目】苫小牧港到着~札幌経由で小樽へ
-
苫小牧港13:30着後、クルマで札幌へ(約60km)
-
少しだけ大通公園を散策し、小樽まで移動(さらに50km)
-
小樽運河沿いのホテルに宿泊
【3日目】小樽~新潟へ(新日本海フェリー)
-
朝、小樽港から「ゆうかり」に乗船
-
和室2室を予約し、息子はフォワードサロンで大はしゃぎ
-
デッキから見た夕焼けが印象的でした
【4日目】新潟港着~静岡へ
-
朝6:00、新潟港到着
-
約460kmをクルマで移動し、夕方には静岡へ帰宅
フェリー旅の魅力と実感したこと
-
クルマをそのまま持ち込めるのは、北海道の広さを移動する上で非常に便利
-
フェリー内の設備は充実していて、小さな子どもも高齢の親もストレス少なく過ごせました
-
予約やルートの選択は、事前にしっかり情報を調べるのがカギ(とくに繁忙期)
まとめ|家族で過ごす、少し特別な旅時間
「早く着く」ことが旅の目的ではなく、「どんな時間を共有できるか」が何よりの思い出になると感じました。 高齢の両親との旅行は、今ある時間を大切に過ごす機会になり、息子にとっても貴重な経験になりました。
もし、あなたやご家族がフェリー旅に興味があるなら、 “静岡からクルマで北海道へ”という選択肢もあることを知っていただけたら嬉しいです。
※2025年6月現在の補足
本記事で紹介しているフェリーの航路・運賃・設備情報は、すべて2018年当時の体験をもとにしています。最新の情報は各フェリー会社の公式ホームページをご確認ください。
金沢屋日本平店からのご案内
金沢屋日本平店では、静岡市近郊を中心にふすま・障子・網戸・畳の張替えを承っております。旅好きな当店担当が書いたこの記事を通じて、和室の心地よさや日本の住まいの魅力を再発見していただけたら幸いです。