静岡市清水区にある、ふすま・障子・網戸・畳の張替え専門店です。リフォームも承っております。

家の中の小さなつまづきが怪我の原因?~畳の張替えを勧める理由~

畳の耐用年数は、使い方にもよりますが、5年から長くて10年と言われます。
和室が多かった頃は、今よりも短いスパンで表替えをするお宅が多かったようです。
今は、来客も少なく、費用もかかることから、擦り切れたところを絨毯やゴザで隠したり、洋室風に使いたいから、と畳の上にフローリング帳のカーペットを敷いているご家庭も見受けられます。

家の外での怪我より、家の中での怪我の方が多い⁉️

厚生労働省がまとめている「人口動態統計」(2015年)によると、1年間に家庭内で発生した不慮の事故死は1万3952人で、この数字は交通事故死の5646人の2倍以上となっています。
外より安全なはずの自宅で亡くなる方が、報道されている交通事故よりもずっと多いことに驚きますね。

家の中で怪我が多い場所、第1位は?

では、住宅のどこで事故が多いのでしょうか?独立法人国民生活センターがまとめた「医療機関ネットワークから見た家庭内事故」(2013年)によると、

1位 居間    45%
2位 階段・廊下 18.7%
3位 台所・食堂 17%
4位 玄関    5.2%
5位 洗面所   2.9%

ダントツ1位が「居間」なんですね。
なぜ居間なのか?と原因を調べてみると「電球の交換時に脚立や椅子に乗って取り換える時の転倒」「食品などの誤飲・誤嚥」が主なものだそうです。

続いて2位の「階段・廊下」については、足元が暗い時の階段の上り下りや、小さい段差のつまづきが高齢者には大怪我につながってしまうようです。

高齢者の家での事故、原因は何?

また、高齢者の住宅事故原因(国民生活センター・2013年)では、
1位 転落           30.4%
2位 転倒           22.1%
3位 触る・接触する(火傷等)  14.5%
4位 刺す・切る         10.1%
5位 ぶつかる・当たる     6.8%

データからわかること

電球を換える、高い場所の荷物を取る・・・こういった行為が怪我を誘発するようです。
60代以上でリフォームをお考えの方は、こういった行為をしなくて済むリフォームを考えていくことも大事です。

・照明をLEDにして、取り換えの頻度を減らす
・ペンダントライトなどの低い照明にする
・高いところの収納をやめる
・納戸を作る
…といったこともご検討ください。

わからないくらいの段差がつまづきの原因

シニア向けのリフォーム・バリアフリー設計では、段差をなくしてスロープにしたり、部屋と部屋の間をフラットにしたりします。
しかし案外見落とすのが、「予期しない小さな段差」です。
作ろうと思って作った段差ではなく、結果として段差になっているので、意識されていないことが多いです。
築年数が経ったお家に多くなる現象かと思います。

その中の代表的なものが、冒頭で書いた「じゅうたん・カーペットを敷いた端っこ、ゴザの繋ぎ目」です。じゅうたんやカーペットって、端っこが少し浮きませんか?

じゅうたんの端の浮きに注意


このイラストは下がフローリングですが、畳の擦れや汚れを隠すためにじゅうたんやゴザを敷いているご家庭が見られます。
和室に入る時のその少しのめくれや浮きにつまづいて怪我をされたりすることが多いようです。

健康寿命は、病気になる・ならないだけじゃない。

「健康寿命」というと、病気をしないためにどう過ごすか?というイメージがありますね。
しかし、シニア世代になると、筋力不足・運動不足が原因となる怪我の治療で、さらに筋力が落ち歩けなくなる→車椅子や寝たきりになる、ということを含めて「健康寿命」を考えていく必要があると思います。

リフォームで便利になりすぎることは、筋力不足を招く恐れもゼロではありません。
便利にしたならば、運動機会を増やすことも考えましょう。
また、怪我を起こさないちょっとした工夫も大事です。
「畳の張替えは、家具も移動しなくてはいけないし、お金もかかる・・・」ということで、悩まれることもあると思います。
ただ、そのことで怪我をしてしまっては、却って失うものが多かったりもします。
以前の記事にも書きましたが、畳の効能は心身面でもよい影響を与えます。
なおかつ、ささいな段差を作らないためにも、畳を張替えることもご検討ください。

家の和室はどうなっていますか?

夏休みやお盆で、ご実家に帰られている息子さん、娘さんもお読みいただいているかもしれませんので・・・。

ご実家の畳はどのようになっていましたか?
もしも、あまり良い状況でなかったり、カーペットやゴザで隠しているようでしたら、敬老の日やお誕生日、結婚記念日などで、畳の張替えをプレゼントされると喜ばれるかもしれません。

今は畳にも沢山の種類があります。
従来のい草で作られている畳もあれば、メンテナンスがあまりかからない、汚してもさっと拭くだけですむ畳もあります。
ご実家のお父さん・お母さんの健康状態や性格に合わせて、畳も新しくしてみてはいかがでしょうか?

ご実家が静岡市の方は、ぜひ金沢屋日本平店にご相談下さい。

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ふすま・障子・網戸・畳の張替えは静岡の金沢屋日本平店にお任せください(^^)
お問い合わせ、お見積りについては、電話またはLINEにてお伺いさせていただきます。

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