ふすまが剥がれたときの補修方法と絶対にやってはいけない応急処置
こんにちは。
静岡市清水区の「和」の張替え専門店、金沢屋日本平店です。
今回は「ふすまが剥がれてきて困った!」というときの対処法について、
・やってはいけない応急処置
・自宅にあるものでできる補修方法
をやさしく解説します。

きれいな包装紙を使って丁寧に補修してありました。
「急に剥がれて見た目が悪い…」
「お客様が来るから何とかしたい!」
そんな時の参考になれば嬉しいです。
まず知っておきたい:ふすまの補修には向き・不向きがあります
ふすまは見た目は紙ですが、実は種類も構造もさまざま。
下地が木のもの(戸襖)や、紙だけでできたもの(和襖)などがあり、対処法も異なります。
「自分で直しても大丈夫かな?」と迷ったときは、無理に補修せず、状況を確認してから慎重に進めましょう。
やってはいけない応急処置【NG編】
❌ セロハンテープ・ガムテープでとめる
「とりあえずこれで…」と貼りがちですが、実はNG行動の代表例です。

理由:
・跡が残ってしまい、後で剥がしにくい
・ふすまの縁(ふち)を傷つけることがある
・特に賃貸住宅では、退去時に原状回復の費用が発生する可能性も…
やってもOKな応急処置【安心編】
✅ 「ふすま・障子用のり」で補修
ホームセンターや100円ショップ、ネット通販で購入できます。
紙の裏に薄くのりをつけ、はがれた部分を軽く押さえるだけでOK。

✔ 見た目が自然
✔ あとから剥がすのも簡単(水で溶ける)
✔ 下地を傷めにくい
✅ 「ふすま専用のり」がない場合はコレ!


障子やふすまに使う糊は”でんぷん糊”です。
でんぷん糊であれば水に溶けやすいので、水で湿らせればはがれやすいです。
昔から売られている下の画像のような”のり”がお手元にある場合は、こちらでも大丈夫ですよ(^^)b 。
ダイソー、セリアなどの100円ショップで購入できます。
✅ 手作りでんぷん糊でもOK!
実は、おうちで簡単に「のり」が作れます。
材料:
- 小麦粉(または片栗粉)…大さじ2
- 水…約200cc
手順:
- 粉と水をよく混ぜる
- 弱火にかけて、どろっとするまで加熱
- 冷ましたら完成!
💡でんぷん糊は、安全・無害なのでお子さんがいても安心です。
DIY派のための情報:ふすまリメイク・クロス活用
最近では、ふすまをおしゃれにリメイクするDIY動画も人気。
100円ショップの素材を活用して、古いふすまを見違えるように変身させている方もいます。
ただし、クロスでの張替えや自作補修には注意点もあるため、不安なときはお気軽にご相談ください。
自分で補修しても剥がれるときのチェックポイント
- 糊のつけ方が均一でない
- 糊が薄すぎる
- 下地が劣化している(ガタガタ・はがれやすい)
🔧 → 「どうしても剥がれてくる…」というときは、下地の補修が必要なサインかもしれません。
両面テープを使う場合の注意点
ふすま用の両面テープも販売されていますが、下地が板(戸襖)の場合は要注意。
剥がすときに下地ごとめくれてしまう恐れがあるため、ドライヤーで温めてからゆっくり剥がすなど、丁寧な処置が必要です。
それでも不安なときは…専門業者に頼むのが安心
応急処置はあくまで「つなぎ」です。
もし、張替えから日が浅いのに剥がれてきた場合は、施工店に保証の有無を確認しましょう。
💬 当店では**「1年保証」**を設けていますので、気になる場合はいつでもお電話ください。
関連記事:ふすまのトラブル解決まとめ
その他のふすまトラブルについても、多数記事がありますので併せてご覧ください。
まとめ
ふすまが剥がれたときは、NGな応急処置を避けて、正しい対処をすれば安心です。
自分で直したい人にも、頼みたい人にも、きちんと役立つ情報をお届けできれば幸いです。
「これはどう直したらいいの?」と悩んだら、ぜひお気軽にご相談くださいね。
